人生最初の新築の家は、公務員宿舎でした。

新築の家で暮らした思い出

新築の家で暮らした思い出

人生最初の新築の家は、公務員宿舎でした

● 男性 51歳
人生最初の新築の家は、公務員宿舎でした。
父が公務員だったため、幼いころから家は公務員宿舎だったのです。
小学4年生の時、公務員宿舎が建て替えられることになりました。
それまで築後数十年という宿舎に住んでいたため、新しい宿舎ができるのが親子共々楽しみでした。
自分の持ち物ではないとはいえ、真新しい家に最初に住まうことが嬉しくないはずはありません。
新しい宿舎が完成して入居してみると、真新しい家の香りがして気持ちがよかったのですが、父の態度が変わりました。
それまでは古い建物だったので、多少のことは大目に見てもらっていたのですが、新築の宿舎となるとそうは行きません。壁や柱に画鋲を指すこともできず、広いフローリングの床にオモチャの自動車を走らせることもままなりませんでした。
こんなことなら古い宿舎の方がよかったと言ってもどうにもなりません。大人になって考えれば父の気持ちも分かります。新しい宿舎に入って誇らしい気持ちと、間違っても汚損してはいけないという緊張感とで大変だったのでしょう。
Copyright (C)2017新築の家で暮らした思い出.All rights reserved.